スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★[感想]真珠の耳飾りの少女


φ この記事は 2004/06/28 に 東京つまみ食い にアップしたものです。






[ 紹介 ]

●フェルメールの絵画、真珠の耳飾りの少女(通称:青いターバンの少女)を映画化

●トレイシー・シュヴァリエの原作は全世界で200万部を超えるベストセラー、内容はすべて彼女の想像









[ 物語 ]

17世紀のオランダ。

貧しい家のために下働きに出た17歳の少女、グリート。

奉公先には気位の高い妻と6人の子供、家計を取り仕切る母親、そして神経質そうな主人、フェルメールがいた。

絵を仕事としか思わない家族に冷めていた主人はグリートの持つ美のセンスに興味をしめす。

アトリエの掃除、絵の具の調合。

画家の命じるがままに手伝いを始めたグリート、しかしそれがやがて家族に波紋を呼ぶ。




[ 感想 ]

◆謎の画家フェルメール

日曜美術館を見ていて、この映画が観たくなりました。

その日は森村泰昌さんが《 画家のアトリエ 》を再現。

一見遠近法を無視したように見えるこの絵が、実に忠実にそれに従っており、画家が故意にそのような視点から描いたのではと解説していました。

(森村さんはいつも通り、自らが画家とモデルの少女になってました)

フェルメールはその生涯がほとんど不明、作品も三十数点が知られるのみ。

黄色と青色が主調の調和の取れた絵は特に日本人に人気のようです。


◆真珠の耳飾りの少女

青いターバンを頭に巻いて振り向く少女。

タイトルのように耳飾りをしていますが、そのつぶらな瞳の方が真珠のようです。

ちょっと驚いたような、でも嬉しそうな表情が魅力的。

《 窓辺で手紙を読む女 》、《 牛乳を注ぐ女 》、《 窓辺で水差しを持つ女 》など場面を捉えることの多いフェルメールの絵には珍しく、背景を排し少女のアップのこの絵。

彼の作品の中でも特に印象的です。


◆映画の中の耳飾り

でもこの映画はそのイメージと正反対。

どうしてこんなストーリーなのだろうか?

常に暗い音楽の中、不遇な少女グリート。

いやらしいパトロンまで出てきて、時代劇のようです。

(^^;

17世紀のオランダの風景、その中、随所に見られるフェルメール絵画のカット。

これはすばらしいの一言なんだけど…。


「フェルメールがグリートの耳たぶに針で穴を開ける場面は、紛れもなく官能的なラブ・シーンなのである」と公式ページにあるけど、そんなこと考えもしませんでした。

そんな男女の機微(きび)を映画から読み取れなかったのは私だけ?

原作者シュヴァリエは若い頃から、この絵のポスターをベッドルームに飾っていたそうです。

「ある朝、ベッドに横になって、絵の少女の顔をじっとみつめていたら、突然こんな考えが浮かんできたんです。

“フェルメールは、いったいどうやって、彼女からあの幸せそうな、でも悲しそうに見える表情を引き出したんだろう?”」と。

悲しそうな表情…?

見えなくもないけど。

むしろ眉毛がないとの、ちょっとガチャメなのが気になります。

(^^;


◆有識者の判断

美術にも詳しいKさん。

フェルメールについて尋ねると、少し前にフェルメールの絵を見るだけにヨーロッパを廻ったことがあるとの事。

…相変わらず話題の多い人。

(x_x)

どれも小さな絵ばかりで、拍子抜けだったとか。

「あのほほ笑みは、あんな状態ではありえない」

この映画に関しては彼女も同じ感想でした。










[ 薀蓄(うんちく) ]

●フェルメールが1665年、もしくは1666年に描いたとされる作品。オランダのハーグにあるマウリッツハイ美術館に常設展示されている。

●主演のスカーレット・ヨハンソンは「ミッション:インポッシブル3」に出演することが決定した。




[ 資料 ]

Copy/「君を描こう。」少女は息をのみ、画家を見つめ返した。

監督/ピーター・ウェーバー

脚本/オリビア・ヘドリード

製作/アンディー・パターソン

撮影監督/エドゥアルド・セラ

脚本/オリビア・ヘトリード

♀グリート/スカーレット・ヨハンソン

♀カタリーナ(妻)/エッシィ・デイビス

♀マーリア(母)/ジュディ・パーフィット)

♀コルネーリア(娘)/

♂ヨハネス・フェルメール/コリン・ファース

♂ファン・ライフェン(パトロン)/トム・ウィルキンソン

♂ピーター(肉屋の息子)/キリアン・マーフィー

1h40

2002年、英国、ギャガ・コミュニケーションズ





関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する